骨まがりの考え

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嫁にモテたい男のブログ

国際会議で伝言ゲームをやったらどうなるのかやってみた

バラエティー番組でよく見る伝言ゲーム。

アレをG7の首脳会談でやったらどうなるのか。

とりあえずやってみよう

G7とはGroup of Sevenの略称で、フランス、米国、英国、ドイツ、イタリア、カナダ、そして日本で構成される政治フォーラムである。今回は①日本→②カナダ→③フランス→④ドイツ→⑤イタリア→⑥英国→⑦米国→⑧日本の順番に太宰治の『走れメロス』の冒頭を伝言ゲームしてもらうことにした*1。とはいえ、コロナやウクライナ問題の対応に追われる各国の首脳に伝言ゲームをお願いすることは難しいので、Googleの翻訳機能に疑似的に再現することとする。

方法としては、まず、Google SpreadSheetを立ち上げ、A1に今回の伝言ゲームの題材の一説を入力する。その後、googletranslate関数を使って次のように翻訳を繰り返していく。

  1. 日本語→カナダ英語:=GOOGLETRANSLATE(A1,"ja","en-CA")
  2. カナダ英語→フランス語:=GOOGLETRANSLATE(A2,"en-CA","fr")
  3. フランス語→ドイツ語:=GOOGLETRANSLATE(A3,"fr","de")
  4. ドイツ語→イタリア語:=GOOGLETRANSLATE(A4,"de","it")
  5. イタリア語→英国英語:=GOOGLETRANSLATE(A5,"it","en-GB")
  6. 英語英語→米国英語:=GOOGLETRANSLATE(A6,"en-GB","en-US")
  7. 米国英語→日本語:=GOOGLETRANSLATE(A7,"en-US","ja")

題材:太宰治走れメロス

以下の文章を題材とした。ソースは青い鳥文庫である。

メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。笛を吹き、羊と遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。きょう未明メロスは村を出発し、野を越え山越え、十里はなれたシラクスの市にやって来た。メロスには父も、母も無い。女房も無い。十六の、内気な妹と二人暮しだ。この妹は、村の或る律気な一牧人を、近々、花婿として迎える事になっていた。結婚式も間近かなのである。メロスは、それゆえ、花嫁の衣裳やら祝宴の御馳走やらを買いに、はるばる市にやって来たのだ。先ず、その品々を買い集め、それから都の大路をぶらぶら歩いた。メロスには竹馬の友があった。セリヌンティウスである。今は此のシラクスの市で、石工をしている。その友を、これから訪ねてみるつもりなのだ。久しく逢わなかったのだから、訪ねて行くのが楽しみである。歩いているうちにメロスは、まちの様子を怪しく思った。ひっそりしている。もう既に日も落ちて、まちの暗いのは当りまえだが、けれども、なんだか、夜のせいばかりでは無く、市全体が、やけに寂しい。のんきなメロスも、だんだん不安になって来た。路で逢った若い衆をつかまえて、何かあったのか、二年まえに此の市に来たときは、夜でも皆が歌をうたって、まちは賑やかであっただが、と質問した。若い衆は、首を振って答えなかった。しばらく歩いて老爺に逢い、こんどはもっと、語勢を強くして質問した。老爺は答えなかった。メロスは両手で老爺のからだをゆすぶって質問を重ねた。老爺は、あたりをはばかる低声で、わずか答えた。太宰治 走れメロス

G7の伝言ゲームの結果

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伝言ゲームは次のような結果になった。一見したところ割とうまく内容を抑えられているようにも思われるが、やはり文章の雰囲気は大きく変わっているし、東京に舞台を移していたり、おじいさんがひよこに転生していたりと、エキセントリックな仕上がりになっている。

メロスは怒っていた。私は間違いなく私はトリックの王を奪わなければならなかったと決めました。私はメロスの政治を知りません。メロスは村の村です。羊とゲームを羊と一緒に叩いてください。しかし悪に対してそれは独特の人格でした。今日の終わりの終わりは村を去った、床を越えて、ひら草の八草市に来ました。私の父はまた母親と母親を持っています。女性はいません。彼らは6枚の姉と臆病な姉と2人が住んでいます。この妹は近くの結婚しているように村の安全性を確実にしていました。結婚が近くにあります。メロス、それは花嫁とパーティーフェスティバルから衣装の街に来て、祭りを買いました。まず第一に、私は個人を買いました、そして私は東京の街に行きました。メロスはTatethotの友達を持っていました。彼はSerinunteonです。今私はシラックス市の中で私の石積みをやります。私は今からこの友達を訪問します。私はあまり時間がありませんでしたので、訪問するのを待つのを待つことができません。私が行っている間、メロスは街に疑われた。ごめんなさい。私はすでにその日が好きで、街の闇は良いですが、それはちょうど夜の夜だけではなく、全体の街は一人でいます。マカイメロスは徐々に心配しています。私が2年の街に到着したとき、私が2年の街に到着したとき、私は街に尋ねました、しかし街は住んでいましたが、私は尋ねました。若者は首に答えなかった。私は瞬間に行き、左に行きました、そして今回は私はより強く求められたように頼みました。私は古い音に答えなかった。メロスには騒々しい質問があり、手から作られています。古いひよこは少し低い声で反応しました。

読書

今回私がこの記事を書きたくなった発端となった小説。新釈はできないので、Googleで新約をしてみた。森見さんの文章はすべてが森見ワールドになるが、この短編集もまた然りである。

*1:特に順番に意味はない