骨まがりの考え

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嫁にモテたい男のブログ

赤ちゃんが使う育児用品は使い慣れたものがいいに決まっている

私たち大人はどうしても慣れたことを続けてしまう。

着慣れた服、行き慣れた店、走り慣れた道。

赤ちゃんはどうだろうか。

仕事で業務プロセスの見直しなるものをやってみて

ここ最近の仕事で業務プロセスの見直しなるものを担当している。日々のオペレーションをひとつひとつを見直し、その目的、課題を洗い出す作業をしている。時には業務を見直し、変更を実施することもある。

その際に大きな障壁となるのが、「これまでのやり方の方が良かった」という現場の声である。過去の習慣への慣れが、新しい一歩を踏み出すことの最大の抵抗勢力となるのだ。

そもそも慣れとは何か?

ではそもそも慣れとは何か?私たちは生活の中で日々新しい出来事に対処して生きている。ただ、全ての出来事に対して毎日新鮮な気持ちで臨んでいてはキャパがどんなにあっても足りない。だからこそ、私たちは日々の出来事を類型化し、無駄なエネルギーを使うことなくこなせるようにするような工夫をする。辞書的に言うと、慣れとは「同一の刺激を反復して与えた場合に、その刺激に対する反応が次第に減少したり,あるいは消失したりすること。むだな反応が次第になくなるという意味」である。このように、同じような刺激に対して、低刺激にしていくことを慣れという。

そのため、慣れるという言葉は基本的にはポジティブな意味で使われることが多い。「仕事に慣れる」、「新しい環境に慣れる」、「英語での会話に慣れる」などである。

一方で、慣れることにはネガティブな側面がある。それは変化へ適応する場面においてである。慣れているとは、すなわち、非常に低刺激で物事が流れている状態を意味する。そのため、人は変化を非常に嫌うのである。業務プロセスの変更で、「これまでのやり方の方が良かった」という声が出るのはとても自然なことなのである*1

赤ちゃん用品を買うにあたって

前置きが長くなったが、私には乳児の子供がいる。最近生まれた。赤ちゃんをお出迎えするにあたって、赤ちゃん本舗などで買うものリストを手に入れて、嫁と一緒に必要なものを買い集め始めた。

赤ちゃん用品は本当に多種多様なものがある。ただ、何をいつ、どのタイミングで買えばいいのか。これが結構悩みの種であった。この時に一つの考える軸になる視点が「赤ちゃんが使う道具は赤ちゃんとママが使い慣れているものが一番いいに決まっている」というものである。別の言葉でいうと、「産院で入院中に使う道具は出産前に準備するのではなく、入院中に産院で使うものと全く同じものを夫が準備すべき」ということである。そうでないと、「産院で使ったやつがよかった」となる。いくつかあるので、whyを含めて紹介していこう。

哺乳瓶

ひとつ目は哺乳瓶である。

多くの産婦人科で産後の入院中に授乳訓練を行う。

ママさんも赤ちゃんもそこで初めて哺乳瓶を使い、その哺乳瓶の使いかたに慣れていく。使い慣れた哺乳瓶を使うことで安心して授乳ができる。洗浄方法、部品の数、使い方が違ってくるだけでもストレスになる。

赤ちゃんにとっては、咥え慣れた形、硬さの乳首でミルクを飲むことができる。ママが安心して授乳してくれることもメリットであろう。哺乳瓶とひとことにいっても、メーカーが異なれば、違う乳首になるため、産院で使っているものとは違うものを使ったり、混在させたりするとノイズになる。

ストレスなくミルクを飲んでもらいたい方には、産院で使った哺乳瓶を購入することをおすすめする。

粉ミルク

二つ目は粉ミルクである。産院で調乳訓練を行うため、使い慣れた粉ミルクがいいだろう。メーカーによって、調乳するg数が異なったり、溶かす温度帯が異なったり、ごみの処理方法が異なったりする。ただでさえ忙しい育児中にはちょっとした違いがストレスになる。

搾乳機

3つ目は搾乳機である。これは必要性がママさんによって異なるので、必ずしも買う必要はない。ただ、多くの場合、産院で搾乳の訓練も行うので、ママさんが使い慣れたものを準備してあげるのがいいだろう。我が家の場合はピジョンの電動搾乳機を購入した。

乳頭保護器

4つ目は乳頭保護器である。使っている人は多くないかもしれないが、これは優れものである。

ママさんにとっては、乳首を守る役割を果たす。生まれたての赤ちゃんは歯はないけども、毎日数時間、直接授乳していると当たり前だが乳首がただれてしまう。保護器の上から吸ってもらうことで乳首がただれて血だらけになることからママさんを守ることができる。

また、赤ちゃんにとっては乳頭保護器をつけることで、母乳で授乳されるときと、粉ミルクで授乳されるときの口当たりを同じにすることができる。本人の感想を確認することは一生できないけれども、赤ちゃんにとっても加え慣れた乳首で飲むのがよいに決まっている。

紙おむつ

紙おむつも出産前の準備で買い求めがちだが、産院で使うものと同じものを入院中に準備することをおすすめする。腰まわりの調整方法、おしっこの有無の確認方法、ギャザーの有無など、メーカーが違うと勝手が違うので割とストレスになること間違いである。

 

*1:そのため、その変化を主体的に選択させるなどの工夫が必要になる