骨まがりの考え

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嫁にモテたい男のブログ

旦那が遅いと嫁が困る理由をテキストマイニングから探ってみた

見えてきたのはワンオペの闇である。

旦那が遅いと嫁は何が嫌なのかを探っていく

先日のブログで「嫁にモテる」をテキストマイニング言語化した。世の女性が旦那に抱くネガティブな感情のうち第1位は「臭い」だった。次は「うるさい」なので本当はそっちを記事にしなければならないのだが、下位に「口うるさい」があるのでそっちとセットでやっていこうと思う。なので、今回のキーワードは「遅い」である。なぜ世の女性は旦那が遅いと嫌なのだろうか。

honemagari.hatenablog.com

下記の図はこのシリーズではおなじみのテキストマイニングの結果である。今回もGoogleのサジェスト結果をテキストマイニングにかけ、解析してみた。ここから読みとれることは、女性の多くは妊娠中、あるいは子育てをしており、中にはワーママといて仕事も子育てもしているということである。また、遅いという形容詞に続くであろう名刺として、夜、連絡、仕事、接待、帰宅、風呂などが見てとれる。

ここから、育児が始まったステージの夫婦において、仕事、育児、家事をこなさなければいけない中、旦那の生活リズム、あるいは生活習慣が嫁が求めるリズムと合致していないがために、不和が生じているのだろうと推測できる。

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次にこのシリーズではおなじみの共起キーワードを見てみよう。遅いを中心に帰り、仕事と太い線が伸びており、そこからご飯、育児、連絡などのキーワードが発生している。そこからなぜなぜ分析をしてみると以下のような仮説を立てることができる。ここから見えてくることは、家事と育児(さらには仕事)を一人で受けとめている女性の悲痛な叫びである。つまりワンオペの闇だ。

  • 遅い(何が?)→仕事が(どうして困る?)→子育てを一人でやるのはしんどい→だからすぐに帰ってきてほしい→帰ってきてくれれば、眠れるし、疲れをとることもできる
  • 遅い(何が?)→連絡が(どうして困る?)→夜ご飯作るかどうか知りたい(どうして困る?)→作らなくていいなら作りたくない→だから飯がいるのかいらないのか連絡がすぐに欲しい
  • 遅い(何が?)→仕事が(どうして困る?)→寂しい→だからすぐに帰ってきてほしい

 

 

ワンオペの闇

ワンオペとはwikipediaによると、1つの店舗・事務所などで1人の従業員・担当者にすべての業務を行わせている状態のこと。 ワンマン・オペレーションの略である。それを家庭で家事・育児を一人でこなす状況からワンオペ育児ということばが生まれた。

ではワンオペ育児の一日を見てみよう。以下の図はmommyの視点さんのとある記事を参考に私で加筆・再構成したものである。見わかるように朝の7時に起床後分刻みの予定が入っており、まとまった睡眠時間が確保できるのは、夜の12時から深夜の2時、また授乳後から朝の7時までである。

家事と育児だけならそんなに大変なことはないだろうと思う男性もいるかもしれないが、これを仕事に置き換えてほしい。例えば予期せぬ行動や発言をする役員や上司*1のお付きを、時には深夜の呼び出しもあるなかで、日々の正面業務をこなしながら休息する間もなく、毎日、土日平日関係なく、休みなくこなしていかなければならないと考えたらどうだろうか。しょーじきしんどい、と言わざるを得ないだろう。

mommyの視点から引用の上、加筆・再構成

そこに輪をかけて嫁の疲労を増大させるのが、家事・育児への参加のない旦那の存在である。ただでさえ、寸暇もないスケジュールをこなしていくなかで、旦那の食事の支度、後片付けをしなければならないとなったらどうだろうか。しかも、せっかく夜ご飯を用意したのに「飲み会だったらからいらないわ!」なんて酔っぱらった旦那に言われたとしたらはらわたが煮えくり返るほどの負の感情がこみあげてくるといっても過言ではないだろう。

例えるならば、役員のお付きをしながら正面業務をこなしているなかで、タスクの割り当てが不明瞭な上司がもう一人いて、普段は必要な準備なので、指示は受けていないが忖度して準備をしたものの「あ、それやらなくてよかったのに!」と取引先との接待を終えてウキウキした顔で言われているようなものだろう。

mommyの視点から引用の上、加筆・再構成

嫁にモテるためにできること

以上が旦那が遅いと嫁が困る理由とその背景である。見てきたように労働環境は過酷である。家庭を運営する共同経営者として、旦那はすぐに対応を取らないと労働安全衛生法に引っかかるといっても過言ではないだろう*2。というわけでレベルを4つに分けてなすべきことを記していく。

レベル1 帰宅時間を適切に伝える

もし、あなたが嫁に食事の準備や後片付けといったことをお願いしたいのであれば、嫁が求める事項を適切なタイミングで報告しよう。食事の有無、帰宅時間。Lineで一発「いる。19時退社」と送信すればよいだけである。もし、難しい場合はTimeTreeやGoogleカレンダーなどのアプリでスケジュールを共同管理してもよいだろう。または、デフォルトとして「ご飯はいらない」としておいて、必要な場合だけ連絡するようにするのも手だろう。

レベル2 嫁に頼らずに生きていく

もし、もう一歩踏み込めるのであれば、自分自身のことは自分自身で行うことが望ましいだろう。仕事から帰ってきて、、、と思うかもしれないが、独身で一人暮らしなのであれば当たり前のことである。朝食、弁当、夜ご飯を作り、後片付けする。これだけでも嫁の負担は軽くなるはずだ。

mommyの視点から引用の上、加筆・再構成

レベル3 レベル2で身に着けた家事力で嫁から家事を奪う

ベストは家事を旦那が担うことだ。朝食づくり、夜ご飯づくり、洗濯物干し、買い出しなどオフィスで仕事をしながらでもできることはある。今回の例であれば、上記のタスクを嫁から奪うことで、寸暇であるが、2.5時間を嫁に時間を作ることができる。

mommyの視点から引用の上、加筆・再構成

レベル4 テレワークを決め込み、嫁から家事を奪う

ここまでの話はあくまでも旦那がオフィスで仕事をしている場合を想定した話だった。連絡が遅い、育児への参加不足などの不満は解消できるかもしれないが、寂しいという感情に対しては何のアプローチもできない。そのためには、家に居ることが求められる。テレワークで一緒の空間で時間を過ごし、家事を嫁から奪い、育児にも一緒に参加する。また嫁との二人の時間もつくる。これはベッドタウンに住み、都内で遅くまで働く人には厳しい。であるならば、テレワークするしかない。仕事上難しい場合は、転職も考えてもいいだろう。

おわりに

今回の記事は結果としてワンオペにどう対応するかという内容になった。ただ、私自身はまだこのようなライフステージにいるわけでもないので、どうしても想像によるところが多い。また、今回事例にあげてタイムテーブルもサンプルは1でしかなく、家庭の数だけ抱えている問題は異なるだろう。金はないのでアウトソースするという手段も考えていない。なので、あくまでも私の個人的な今後の生活に向けた備えとして読んでほしいし。また、もし私はこんな課題を抱えているよ!みたいなことがあればコメントを寄せてほしいなと思っている。きっと今後の糧になると思うので。

家事代行を頼むという選択肢もある

ふたりで手分けして家事をやっても、どうしても大変な時は絶対にある。もし近所に両親(義両親)が住んでいれば、彼ら/彼女らに頼むこともできるだろう。ただ、核家族化が進む現代においてかつてのような三世代家族での生き方は難しい。そういうときは、家事代行を頼むのもひとつの手段だ。サービスを利用しなくても、登録していつでも使えるようにしておくだけでも精神的な安心感を手に入れられる。

*1:予期せぬ行動を起こしてけがや事故を起こす可能性のある子どもの例として。

*2:知らんけども