テレワークの日と出勤日の夫婦の会話の時間の違いが赤ちゃんの言語学習にどう影響するかボヤっと考えてみた
突然だけれども、個人的に語学学習にあたって重要だと考えていることは、「学習対象の言語にどれだけ頻繁に触れる機会を作るか」だと思っている。
例えば私は日本語、英語、スペイン語のなんちゃって三か国語話者であるわけですが、それぞれの言語の運用能力は時々によって異なる。
例えばスペイン語圏にいたときは、日本語>>>スペイン語>>>英語の順番で流暢に使いこなすことができた。
今は日本語>>>英語>>>スペイン語である。より厳密にいえば、日本語>>>インド英語>>>英語>>>スペイン語である。
なんでかというと、日常的に英語を使用する場合、圧倒的な時間をインド人と過ごしているからである。
インド英語を学びたいなど微塵も思っていないが、1日6時間くらいインド人と会話していたら、必然インド英語が得意になったわけである。
赤ちゃんが言葉を覚える過程も同じなのでは?
既に母語を獲得している私たちと、言語という存在を全く知らない赤ちゃんは言語学習のプロセスも難易度も全く異なるのは当然であるが、学習元のデータ=言語がもつ音にどれだけ触れるかが大切になるのは同じだろう。
例えば、newsweekのとある記事には以下のように書いてある。
赤ちゃんの初期の言語習得では、単語の繰り返しも効果を発揮する。赤ちゃんが最初に話す言葉は、「マミー」「ボトル」「ベイビー」など、親が頻繁に発する単語である傾向が強い。
赤ちゃんが耳にする頻度が高いほど、話し言葉の流れの中から区別されやすくなり、その単語に関して抱くイメージもはっきりしたものになる。
引用元:親の「赤ちゃん言葉」は幼児期の言語習得に影響する | ライフスタイル | for WOMAN|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
本来ならば学術論文でも引用すべきだが雑誌の引用で失礼すると、上記の引用部でいえることは、要するに、たくさん聞いた音を真っ先に覚えるということだろう。
テレワークの時と出勤時の時の夫婦の会話時間を比較してみた
赤ちゃんは言葉を学習する元となる言語がもつ音をどこから手に入れるのか。環境を自宅に限定すると以下の3つに大別できる。
- 家族による語り掛けのことば
- 赤ちゃん以外の人間間の会話(夫婦、両親、友達、等)
- テレビやオーディオなどの音
我が家は私と嫁と子供の三人家族である。このケースにおいて、私が出勤したときと自宅でリモートワークしているときで赤ちゃんである自分の子供が浴びる音の数が全く異なることに気が付いた。出勤時が圧倒的に言葉を浴びる機会が少ないのである。
出勤の場合の一日
上記はとある出勤の一日を表したものである。私=夫は朝の7時くらいに家を出て、21時半くらいに帰宅する。嫁と子供は深夜の授乳等があるため早寝早起きの生活を送っている*1。すると、嫁、子供と私が会話する時間は一秒もないことになる。
この場合、赤ちゃんが言語の音に触れることのできる機会は、①嫁から子供への語り掛け、②テレビやオーディオの音声の2つのみである。
テレワークの場合の一日
上記はテレワークの日の一日を表したものである。嫁と子供の一日は変わらないとした場合、オレンジ色の破線の時間を同じ空間で過ごすことができる。
この場合、赤ちゃんが言語の音に触れることのできる機会は、①私から子供への語り掛け、②嫁から子供への語り掛け、③嫁と私の会話、④私とweb会議の相手先との会話のうち私の発する言葉、⑤テレビやオーディオの音声の5つある。
どう考えてもテレワークの方が子供の言語学習には好影響を与えそうなのである。
しまじろうとどう向き合うか
上記の理由からできる場合はテレワークを決め込んでいるわけですが、必ずしも毎日がテレワークできるわけではないので、何かに頼る必要がある。
以前、しまじろうとどう向き合うかを記事にしたが、結果として我が家にはしまじろうが来た。そしてベネッセのすばらしさを身をもって感じている。ベネッセがなければ、泣き叫ぶわが子をなだめることはできず、我が家の子育ては成立していないだろう。
そんなベネッセは英語学習教材も提供しているようで、我が家にもパンフレットが来た。
これがなかなかよさそうなのである。
まずは日本語が確立してから、、、という思いもあるが、グローバルな世の中、日本の競争力が低下する今日において英語が話せるに越したことはない。我が家は英語のしまじろうも迎え入れるのだろうか。
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*1:嫁が十分な睡眠がとれていないことは認識しています。いつもありがとう。